私は関西出身、首都圏在住の30代のサラリーマン投資家です。都内の企業でサラリーマンとして働きながら年間約100万円の利息・配当金を得ています。今回は私が”インカム投資家”になった理由を書いてみたいと思います。
行き詰まり
2018年、当時29歳で結婚、新婚生活をスタートさせました。紆余曲折ありながらも順風満帆のように思えたサラリーマン生活でしたが、企画系の部署から専門部署に転属したことで暗転。そう、いわゆる部署ガチャと上司ガチャでダブルで外れを引いてしまったのでした。
とはいえ結婚したばかりで、すぐに仕事を辞めるような思い切ったこともできず、新しい部署の仕事ができるようになるまで耐えるしかないと思っていました。結局、全然できるようにならなかったのですが…笑
転職活動に挫折
自分の勤める会社は20代後半が転職のピークで、続々と有望な若手が転職していきます。
そろそろ仕事に見切りをつけないといけない、自分が転職する番が回ってきたと思いました。早速、リクルートエージェントに登録して転職活動を開始。景気も新卒時の就活をした2010年前半より悪くないし、きっといいところに転職できるはず…、気楽にもそんなことを考えていました。
ところが、そんな淡い期待は一瞬で吹き飛んでしまいました。理由はいろいろ考えられましたが、一番大きな要因は、自分の職歴があまりに転職に向かない内容に仕上がってしまっていたから。営業系3年→企画系3年→専門部署2年、どっちつかずになっており、さしてアピールできる実績もなく…。そうして転職活動も暗礁に乗り上げてしまいました。

ブレイク
ハズレ部署とハズレ上司を同時に引く経験を通してサラリーマンという立場の弱さを実感。また転職活動では自分の人材価値の低さも痛感。それまで薄々感じてはいましたが、本格的になんとかしないといけない。でもどうすればいいんだろうか、と途方にくれていたとき、一冊の本のことを思い出しました。
『転職と副業のかけ算』という本で、当時まだマイナーだったnoteが紹介されていて、転職がダメなら副業を試してみるしかないと、noteでウェブコンテンツの制作を開始しました。それが数百円、数千円、数万円と予想外に売れはじめ、ブログも立ち上げSEO対策にも精を出しました。最終的には自分のサラリーマン収入に迫る水準まで成長、運用原資を捻出し、家計を助けてくれました(現在は撤退)。ブレイクダウン間際でブレイクスルーを掴んだと思いました。
そうこうしているうちに本業(サラリーマン)でも別部署に転属し、部署ガチャと上司ガチャでダブルで当たりを引きました。もしあのとき移動がなければメンタルが壊れてたと思います。それにしても極端過ぎる…

資産運用開始
2020年頃、コロナウイルスと同時にFIREという概念が世の中に広がりはじめました。
資産運用で得られた収入で生活費を賄うという考え方で、これはサラリーマンとして展望を持てずにいた私のど真ん中に刺さりました。ありとあらゆるFIRE本を読み、三菱サラリーマンのブログを読み漁ったり。
これまで個別株に少し投資した程度の経験しかなかったのですが、このときから本格的に個人の資産運用をはじめました。妻とも一緒に勉強して、家計の適正化(=節約)、マイクロ法人の設立、あらゆる手立てを尽くして入金力を上げてきました。
目標と目指す姿
私の目標は「生活費を超える利息配当収入の獲得」です。
ただし、必ずしもサラリーマン卒業を最優先にしているわけではないので、FIRE(Financial Independence, Retire Early)というよりは、FIRO(Financial Independence, Retire Optional)を目指しています。
定量的には、生活費300万円/年を上回るのが当面の目標です。これまで国内外の高配当ETFや米ドル建て債券の積み増しを続け、インカム収入は100万円/年を達成しました。今後も引き続きリスクを抑えながら、インカム収入を積み重ねたいと思います。
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