1. ETFはミスドのドーナツポップに似てる
ETF(Exchange Traded Funds)は投資信託の一種で、日本語では上場投資信託と呼ばれています。ETFは一言でいうとチェーン店の詰め合わせセット、言うなればミスドのドーナツポップみたいなものです。
たとえば、家族や友達と一緒にドーナツを食べるとして、ドーナツポップを買えば、さまざまな種類を一度に楽しめますよね。投資信託やETFも同じで、1つ買うだけで、さまざまな会社の株だったり債券をまとめて持つことができます。
通常、個別の株を買う場合は、どの会社の株を買うか自分で選ばなくてはいけません。ですが投資信託やETFであれば、すでに専門家がバランスよく組み合わせたセットを買うことができるので、初心者でもハズレを買ってしまう心配がなく、簡単に投資を始められます。

2. ETF最大の特徴
投資信託もETFも、どちらも「いろいろな銘柄をまとめた詰め合わせセット」ですが、最大の違いは、ETFは証券取引所に上場しているということです。
上場(じょうじょう)とは、証券取引所で売買できるようにすることです。一定の基準をクリアし、証券取引所の審査を経て資格を得た株・投資信託だけが上場できます。
ETFは上場しているので、株と同じようにリアルタイムで売買できます。日本の東京証券取引所に上場しているETFだと、平日9:00-15:30であればいつでも最新の価格で売買されているのです。なので、ETFは「今この価格で買いたい!」というときに取引できるのが特徴です。もっと具体的にいえば、この価格なら買う=この利回りになるなら買う、という注文ができるのです。

出所:MORNINGSTAR
3. ETFのいいところ
他にもETFには沢山のメリットがあります。特に投資初心者に魅力的なポイントを3つ紹介します。
- 少額から投資できる: ETFは1口単位で購入できるので、少額から投資を始めることができる。大きな資金がなくても様々な資産への投資を始めることができる。
- 手数料が安い:一般的にETFは投資信託よりも管理コストが低く、長期的にコストを抑えた運用が可能。
- 透明性が高い: ETFの運用内容は公開されており、どんな銘柄が含まれているのかを簡単に確認できます。投資先が明確なので、安心して投資できます。
4. 高配当ETFの世界
高配当ETFって何?
ETFにも様々な種類があるのですが、高配当ETFは、言ってしまえば特に「配当金が多く出している企業の株」を集めて作られたETFのことです。
通常、企業が利益を上げると、その一部を「配当金」として株主に還元することがあります。高配当ETFは、特に配当を多く出す企業を組み入れているため、投資すると定期的に配当金を受け取れるのが特徴です。
配当がほしいのであれば個別の高配当株に投資すればいいのでは?と思うかもしれません。その通りですが、個別株を買う場合、1社の業績が悪化すると大きな損失を被る可能性があります。しかし、ETFは複数の企業の株を組み合わせた商品なので、1社が不調でも、他の企業がカバーしてくれる ため、リスクを分散することができます。
そして高配当ETFに長期投資することで、安定的に資産を増やすことができます。
株価は日々変動しますが、配当金をもらいながら運用できる ため、株価の一時的な下落にあまり左右されません。
長期的に保有することで、配当の再投資を活用しながら資産を増やしていくことが可能 です。
高配当ETFはどんな人に向いている?
高配当ETFは、配当金を受け取りながら安定した資産運用をしたい人にぴったりの投資方法です。リスクを抑えながら長期で資産を増やしたい人は、ぜひ投資候補に入れてみてください。
- 毎月・毎年の配当金を受け取りたい人…生活費の補助や再投資に活用できる
- リスクを抑えて投資したい人…個別株より分散投資できるため、比較的安定的
- 長期的に資産を増やしたい人…配当を再投資すれば、複利でお金が増える
5. まとめ
1. ETFはミスドのドーナツポップに似ている
- ETFは「投資信託」の一種で、1つ買うだけで複数の銘柄に投資できる。
- 専門家が選んだセットを買うだけなので、初心者でも簡単に投資できる。
2. ETF最大の特徴
- 証券取引所に上場しており、リアルタイムで売買できる。
- 今の価格で買いたい! という注文が可能。
3. ETFのメリット
- 少額投資が可能 → 1口単位で買える。
- 手数料が安い → 投資信託よりコストが低い。
- 透明性が高い → 組み入れ銘柄を簡単に確認できる。
4. 高配当ETFとは?
- 配当金が多い企業の株を集めたETF。
- 投資すると定期的に配当金を受け取れる。
- 個別株よりリスク分散が可能。
- 長期保有で安定的に資産を増やせる。
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